解析事例

Case Examples

〜 解析事例 〜

粉体加工プロセスの解析事例

混合

回転混合機、高速混合機、スクリュー混合機、リボンミキサー、Vブレンダーなど

搬送

合流ダクト、フライトコンベア、振動コンベア、スクリューコンベアなど

貯留

ホッパー内で起こる偏析現象など

充填

成型用型枠への充填現象など

伝熱

加熱菅付き乾燥機など

粉粒体と流体の混練・分散

パドルニーダーなど

流動層

粉体流動層の解析

  • GranuleworksとParticleworksの連成シミュレーション




回転方向の違う二軸のスクリューによって、黒と白の粒子が混合されていく様子が再現されています。




粉体に強い力を加えずマイルドに混合する方式の混合シミュレーション。








粉体貯槽内のマスフローを評価するシミュレーション。予め帯状に着色した粉体が下部容器内に流出した後の色の歪み方を観察しますと、典型的なファンネルフローとなった左の形状に対して、内部に整流コーンを配した右の形状は流れが均一になっている傾向が捉えられています。



粉体に高い応力を印加して成形する一連の工程のシミュレーション。成形の仕上がりに影響すると考えられる偏析をシミュレーションで観察しています。



粉体を加熱するシミュレーション。円筒容器内部に配した小さな加熱管(熱源)と接触する粉体が伝導伝熱により温度上昇する様子を捉えられます。



パドルニーダーを使って粉粒体の加湿を行った事例です。粉粒体を撹拌しながら、高粘度の液体を添加しており、どのように液体が均一に粉粒体と混ざっていくかを知ることができます。

上:温度分布や流体分布、混合度などを評価しています。
下:解析結果に対しレンダリング処理を行っています。



造粒、コーティング、反応、熱処理プロセスで広く用いられている粉体流動層を解析しています。DEMとFVMの連成シミュレーションにより装置内の流動状態を可視化および評価することで、製品品質に悪影響を及ぼす流動不良箇所が存在することを明らかにしています。



吹雪が壁面へ付着し、成長するのちに自重で落下する挙動を捉えられています。


大きさや形状が異なる顆粒が混在する製品を輸送する際、振動によって容器内で顆粒が偏析を起こすことがあります。その結果、本来は均一に混ざっていることで所望の効果を期待するものが適わなくなることがあります。この事例では、容器の設計変更により、このような顆粒製品の偏析防止を検討しています。


重力により堆積する粉体に起こる偏析をシミュレーション(赤色粒子は粒子径が大きく、白色は粒子径が小さい)。一般的によく起こる偏析モードは左ですが、特定の条件下では右のような不思議な偏析モードが起こることをシミュレーションで再現しています。


ブラジルナッツ効果と呼ばれる、大きい粒子が層内を上昇する偏析モードのシミュレーション。身近な例ではコーンフレークの袋の中で起こっています。


モルタル+粗骨材を、ビンガム流体+粉体によってモデル化を行いました。
フレッシュコンクリートの流動性としてLフロー値、速度分布、粘度分布、せん断速度分布、せん断応力分布などの予測・評価が行えます。


ドレンチャーと呼ばれる防火装置により、近隣の山火事、隣接する建造物火災などから飛来する火の粉を消火し、飛散した水滴により文化財構造物の延焼を防止しています。放水する水は、Particleworks、飛んでくる火の粉はGranuleworksでモデル化しています。


エアーを噴射して砂を吹き飛ばす挙動を再現しています。
ロゴの間などエアーが浸入しにくい箇所の砂は残留し物理的に確からしい挙動が再現されています。